よりラクで快適なスキーライフを求めるオールラウンド志向のスポーツスキーヤーのために、PowerMAXのミディアム・ラストをベースとして新発想のワイドラストが登場しました。
R-EVOのAUTO FIT設計を部分的に取り入れて、シェルがオートマチックで足幅に対応するSEMI AUTO FIT設計を採用。特に幅広方向に対してはプラス4ミリまで(260の場合)自動的に広がります。
一般的に全体的幅広の設計では、スキーブーツの操作性能は低下してしまいます。スキー操作性能をそこなうことのない適切なホールド性能に加えて、足の快適性を高めるラスト設計が求められます。これに加えてレクザムでは、単に足幅を広げるだけでなく足指付け根部分にもユトリを設定し、足先の窮屈感を解消。さらにシェル肉厚の最適設計により軽量化にも成功しています。
シェルラストのワイド化に伴うシェル肉厚設計の見直しと最適設計により、PowerMAXと比べてロアシェルの重量を15%軽量化しました。
足幅のワイド化とともに、小指の付け根や親指先端のツマ先部分にユトリを設定。土踏まず部分やカカト部を広げ、安定感を高めました。
シェルの内側にFLEX POINTとなるリブ構造を採用。これにより、広い足幅に対してはシェルが自動的に広がり、スキーヤーの足に合わせてオートマチックに足幅を調整します。ただしSEMI AUTO FITについては、AUTO FIT設計に比べるとFLEX POINTが少ないため、足幅が狭い方向に対しては、調整範囲が少なくなります。
PowerMAX-WIDEのSEMI AUTO FIT 101は、足幅100ミリから105ミリに対応。
REALのSEMI AUTO FIT 100では、足幅100ミリから104ミリに対応。
ロアシェルの重なり部分に、シェルを開きやすくするYカット構造を採用。足入れのしやすいイージー・エントリー設計です。
身体への負担が少なく、快適なスキー操作を実現するため、スキーブーツの背の高さを低めに設計。コンペティション系のR-EVOラインと比べ、背面の高さは10ミリ低くなります(260の場合)。フクラハギへの圧迫が少なく、よりラクなスキー滑走ポジションをとりやすい設定です。
ロアシェルの底面にリブ構造を採用。曲げ方向およびヒネリ方向に適度な柔軟性を設定した、ターンの切れだけでなくズラシやすさを併せ持つボトム構造です。
ツマ先とカカト部にシェルを摩耗から保護するプロテクターを採用。ウレタン製で耐摩耗性に優れ、すり減った場合には別売パーツで交換が可能です。